♪こ~ころをなに~にたとえよぉ~
先輩に呼ばれ、渋谷の呑み屋で食事をした帰り道のことだ。
帰りの東横線車内、中目黒を過ぎたあたりでおなかが急に痛くなった。
「いかん、絶対に家までもたない!」
衝動的に自由が丘で下車。
夜の11時半ということで、きれいなトイレのあるビルはほとんど閉まっている。
だが幸いにも、自由が丘にはいつもお世話になっている友人のオフィスがある。
友人に電話。すでに彼の事務所は無人だが、セコムのキーを教えてもらい侵入。
トイレに直行。持つべきものは友達だ。
かくして私はゲリラ戦に突入するのである。
30分経過。
ゲリラ戦がなかなか止まらない。
腹痛がおさまらない。
こんなにひどいのはめずらしい。
トイレに座りっぱなしで深夜12時の鐘を聞く。
その時、急に首の後ろあたりが「カァ~ッ」と熱くなってきた。
目に☆星☆が出てチカチカする。
うぅぅ、気持ち悪い。吐き気だ。
エアコンもない熱帯夜のトイレの中、油汗がにじむ。
ヤバイ、吐く。だがトイレに座ったままで吐くと、下ろしたパンツにゲロが…。いかん!
何かエチケット袋の代わりになる物はないのか? 探すんだ、マクガイバー!
ギリギリ手の届くところに、トイレットペーパー12個入りのビニール袋があった。
4個ぐらい残っていたがそれを全部取り出し、エチケット袋として確保。
やばい、目が回ってきた。
激しい下痢、腹痛&吐き気、まさか…食中毒?
駄目だ、動けない。死ぬかもしれない。救急車を呼ぶしかない!
おろしっぱなしのパンツのポケットからケータイを取り出し911をダイヤル。
「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません」
ノォォォォォォォォォ~ウ!!!!
あぁ、違う! ここは日本じゃないか。119番だぁ!
つながった。
相手「救急ですか消防ですか?」
dygo「きゅ、うきゅうです」
相手「住所はどちらですか?」
dygo「めぐぅっ、ろく、じゆうがぼぁぁぁ~~~~~~」
話ながら吐いた。トイレットペーパーの袋に。
相手「……」
dygo「す、すいません、今吐いでぐぉぶゎ~~~」
相手「…………」
dygo「失礼しました。今吐いてました。目黒区自由が丘4の21の…」
気づいたこと。119番のオペレーターは、かけてきた人が「グェ~!!」とうなっても「だ、大丈夫ですかぁ?!」と、取り乱して聞いてきたりはしない。あくまでも静かに応対する。
全部ウソです。そしてウソは次回に続きます。
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大丈夫?!?!?!
食中毒だったの???
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でも、こうしてブログ書けるってことは、
今は大丈夫ってことかな。
私も生理痛がひどくて、デパートのトイレで動けなくなり、
便座シートが冷や汗で溶け、
くらげ状態になったまま暫く動けなかったことがあるけど、
理性があってよかったと今は思います。
こんなパンツ脱いだ状態でくらげになったまま意識不明で助けられることは絶対許されないと思い、
友人に電話してお迎かえを頼み、
力を振り絞ってお尻を拭き、パンツを穿き、
トイレの外へ出て助けてもらったことがあります。
携帯のある時代でよかったよね。
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ゲド戦記より面白いと巷で噂のゲロ戦記!
ようやく聞けましたね(゚A゚)
無事で何よりです。
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のりぃさん
大丈夫ですよ。全部ウソですから。
しかし、その極限状態の時の「理性」って不思議なものがあります。
僕も18歳の時、とある病気により、風呂場で気を失いそうになって、必死にパンツだけ吐いてから穿きました。じゃなくて、穿いてから吐きました。
あ、これもウソですけど。
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紳士まんさん
ウソとはいえ、ご心配おかけしました。
ちなみに新作は「ハウルの動く城」より面白いと言われる「バウルの動く城」(Castle of Bowel Movement)です。
Bowel Movementの意味はぜひ辞書で調べてみてください。うひひ…。
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Dygoってなんでそんなに面白いこと考えつくの?
やっぱ君、天才だね。
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のりぃ
ぐひひ、そうですわたしゎ天才です。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
もう少しがんばります。
天才は天才を知る。すなわちあなたも天才です。