「夜の来訪者」読みやすい、ってスゴイこと。

2007年11月12日月曜日

45_映画・音楽・読書

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夜の来訪者 (岩波文庫 赤 294-1)夜の来訪者 (岩波文庫 赤 294-1)
(2007/02)
プリーストリー

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バオーじゃないよ。
「夜の来訪者」 by プリーストリー
おもしろかった。
ある上流階級の家族の和気あいあいとした食事の席に、突然警官が訪れ、ある若い女性が自殺したことを告げる。一見、その家族とは無関係と思われるその女性の死なのだが、警官によって徐々に衝撃の事実が明らかにされていく…
という、謎解き的な要素を持ちつつ舞台は進行。
「謎解き」をフックにしてはいるが、人間のエゴの醜さや、この時代の階級社会や政治構造への批判が描かれている。
小説じゃなくて戯曲なので、“人物名:「セリフ」”という、舞台脚本みたいな構成になっています。テンポもよくて、ほんとうに臨場感のある芝居を見ているような感覚になります。
登場人物は家族5人と警官1人だけで、晩飯時のほんの1~2時間の出来事。
短くて読みやすいので、お薦めだよ。
「岩波文庫って、インテリ系オーラ丸出しで退屈そう」という偏見に満ちた僕ですら楽しめました。
dygoの満足度:A(時代を超えて読みやすい、ってのはすごいことだと思う)
全部ウソです。

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