「ホテル・ルワンダ」ドン・チードル最高

2006年2月15日水曜日

45_映画・音楽・読書

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ホテル・ルワンダ プレミアム・エディションホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
(2006/08/25)
ドン・チードル、ソフィー・オコネドー 他

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大好きなドン・チードルの演技を堪能したかったので足を運んだ。
そんな理由で社会派映画を見に行くのもいいじゃないか。
1994年にルワンダで起きた大虐殺。その時に1200人の命を救ったホテル総支配人の実話を基に描かれた作品。
一言で言うと「ルワンダ版シンドラーのリスト」。
シンドラーとの違いは、ドン・チードル演じる主人公自身も命の危険にさらされている、ということ。
詳しくは公式サイトを見てね。特にHISTORYのページは必読。
とにかくこの作品は直球。
直球ゆえに、無理やり感動させようとするひねった演出もない。それで正解だと思う。そのぶん、非常にわかりやすく、そして力強くテーマが伝わる。
アフリカの黒人同士が殺しあっても西側諸国は全然助けてくれない。歴史を見ると、東洋人同士が殺しあっても同様。
ところが、同じような内戦や虐殺が、石油を持っている国で起きたりすると、急に「文化的に優れた俺達が、哀れな民衆を独裁者から解放してやるんだ」と偉そうに軍事介入する。
「正義」とか「人道的」とかいう一見「世界標準な価値観」と思われているものですら、声の大きい者の主観や自分勝手でいくらでもひんまがる。
映画の中で、虐殺の映像を撮影した白人ジャーナリスト(ホアキン・フェニックス)に、ドン・チードルが言う。「あなたの撮影したこの虐殺の映像を世界に流せば、世界はきっと我々を助けに来てくれる」
するとホアキンはため息をつきながらこう答える。
「そうだろうか…。多くの人はこの映像を食卓で見て“まぁ、なんてひどいんでしょう”と言った後、またすぐ目の前の食事に戻るのさ…。」
実際、こういったジレンマを抱えているジャーナリストは多いはずだ。
重い社会派映画をわざわざ見に行きたくない、という人も、公式サイトはぜひ読んでみてね。
僕の大好きなドン・チードルについて少し。ジョージ・クルーニー&ジェニファーロペス共演の「アウト・オブ・サイト」でチンピラの親分を演じてる彼がすごーく怖くて、それ以来注目してます。最近では「オーシャンズ11&12」に出演。とにかく演技の幅も広いし、毎回演じるキャラにめちゃくちゃ説得力がある。この人、すげー細かい人なんじゃないかしら。演技に対する気合いがスクリーンからガンガン伝わってくる。現在地味に上映中の「クラッシュ」にも出ているので、絶対に見に行くつもり。
dygoの満足度:A(奇をてらわぬ直球な演出に好感。役者陣の演技満点)

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