悲劇を喜劇で包み込む~嫌われ松子の一生~

2006年11月17日金曜日

45_映画・音楽・読書

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matsuko01
ま~げ~て~ の~ば~し~て~
今年1番の邦画「嫌われ松子の一生」のDVDが届いた。
初回限定の愛蔵盤ってこんなにでかいのか!
邦画のDVDを購入するのは生まれて初めてだ。
本当に素晴らしい作品。100点満点。
この作品を僕が語るとき、僕の生涯ナンバー1の映画、ジャコ・ヴァン・ドルマル監督の「トト・ザ・ヒーロー」(1991年)を語らずにはいられない。
(ちなみに僕には生涯ナンバー1映画が10本ぐらいありますが…)
僕が「トト・ザ・ヒーロー」を見た時に衝撃を受けたのが「めちゃくちゃ暗いエピソードだらけなのに、なぜか映画全体のトーンが明るい」ということ。
そしてまったく同じことが「嫌われ松子の一生」にも言える。
両作品とも、悲劇にしようと思えばできてしまうような内容なのに、「松子」はポジティブでエネルギッシュだし、「トト」にはとぼけた朗らかさがただよう。
そして両作品とも、喜劇と悲劇の絶妙なバランスを「映画ならではの手法」で作り出しているのだ。ミュージカル的な演出があるのも両作品の共通点。
確かに「映画」なんだから映像で語るのは当たり前なんだけど、映像ならではの手法を使わずにセリフで気持ちを語らせることに逃げるダメ邦画って多いからね~。
中島哲也監督、最高!
まだ「下妻物語」を見ていない…。見なければ!
「トト・ザ・ヒーロー」も多くの人に見てもらいたいけど、なぜかDVD化されてないので、大きいレンタル・ビデオ店のビデオを探さないとなかなか見つからない。5年に1度ぐらいNHKでやったりするんだけどね。
「嫌われ松子の一生」
評価:A
「トト・ザ・ヒーロー」
評価:A
matsuko02
古いアルバムみたいになっていて、「川尻松子」って書いてある。
matsuko03
松子最高!

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