トイレットに行ってもいいですか?

2007年10月10日水曜日

dygoの瞳

t f B! P L
toilet.jpg
和泉多摩川の公衆便所。
トイレでいいじゃん…。
ちなみに、アメリカではトイレのことをRestroom、Bathroom、Men's Room、Ladies' Roomなどと言う。Toiletでも通じるが「便所」みたいな直接的で下品な印象を与えるとのことで、普段の会話ではまったく使われない。
ほかにも、英語だと思っても実際には通じない単語はたくさんある。
フライドポテト→French Fries
トランプ→Playing Cards
ガソリンスタンド→Gas Station
などがそうだ。
それで思い出したエピソードをひとつ。
19歳の時、アメリカの大学の寮に短期留学した時のこと。
自分の部屋のトイレットペーパーがなくなったので、向かいの部屋のアメリカ人の女の子を訪ね「トイレットペーパーはどこでもらえるの?」と聞いた。
だが、まだ英語に自信がなかった慎重な僕は、英語で聞く前にこう考えた。
アメリカではトイレをトイレットとは言わずrestroomというから「トイレットペーパー」はガソリンスタンドやフライドポテトみたいに、和製英語なのではないか? 「トイレットペーパー」と言って通じなかったらイヤだし、通じたとしても下品な印象を与えたらイヤだし…。
そこで僕はその女の子にこう聞いた。
"Could you tell me where I can get the paper that you use in the restroom?"
(おトイレで使うための紙ってどこでもらえるの?)
なんて回りくどい言い方…、これじゃほとんどなぞなぞだ。コピー機のことを「印刷物を複製する装置」と言うようなものだ。
その僕のなぞなぞのような問いに彼女は答えた。
"Oh, you mean, the toilet paper?"
(え、トイレットペーパーのこと?)
あら、そのままじゃん。僕の考え過ぎだったのね。
しかしながら、これから英語圏への移住や留学を考えている人たちには強調しておきたい。このぐらいの知識の下準備や慎重さは必要だと。
英語の基礎的な文法や文化やウンチクも学ばずに、思い込みや感覚だけで飛び込むと、Election(選挙)の話をしようとしてErection(勃起)と言ってしまったり、気づかないところで相手に不快感を与えたり、騙されたり、犯罪に巻き込まれたりするのだ。
僕の男友達(色白ベビーフェイスの二枚目)で、アメリカに来たばかりの時にハリウッド大通りで白人のおじさんに話しかけられ意気投合、そのまま誘われるまま車に乗せられて彼の家に行ったら、肉体関係を迫られた、という経験をしたやつがいる。たまたまそのおじさんは普通の人だったので、断ったら逃がしてくれた(実際は手のひらを返したように冷たく追い出され、自力で夜のバスで帰ることを余儀なくされた)のだが、銃を持ったレイプ魔や殺人鬼や人身売買組織のメンバーだったら大変なことになっていた。
これも、ちょっとアメリカ映画や本で調べていれば、ゲイの人特有のファッションや喋り方や誘いのサインに気付ける可能性はあがるし、そもそもゲイの多いハリウッド大通りで英語のつたない日本人の少年にそこまで積極的に親切にするやつには裏があるとわかるはず。このおじさんが東洋人の少年を狙ったレイプ魔でなかったので今では笑い話だが、“その気”がないのにそのおじさんについていった僕の友人のナイーブさも問題である。
全部ウソです。エラそうなことを言いましたが、初めてLAに行ったとき、タクシーの兄ちゃんの脅し口調に屈してぼったくられたことがあります。

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