パルマ初日。
コリドーニ広場で左折しMassimo d'Azeglio大通りを西へ歩く。
「Ospedale Vecchio(オスペダーレ・ヴェッキオ)」は16世紀頃の建物。
Ospedale=hospital
Vecchio=old
つまり「古い病院」です。
現在は、市の資料館、図書館、クラフトの工房などとして利用されています。この日も軒下でフリーマーケットをやっていました。
さて、ちょうどこの「Ospedale Vecchio」の向かいにカジュアルなPizzeria(ピザ屋)があったのでここでランチをします。
「食べログみたいなサービスで下調べなどせず、直感に任せて店を選ぶ」
これが旅の醍醐味ではないでしょうか。
地元のおっさんぽい人たちがくつろいでいるのが見えたのできっと大丈夫でしょう。
「Pizzica La Voglia(ピッツィカ・ラ・ヴォリア)」というお店。
「tipica paninoteca pugliese(南イタリア・プーリア州スタイルのサンドイッチ)」と書いてある。
店名の「Pizzica(ピッツィカ)」はプーリア州の伝統的な踊り。
毒グモに刺された女性が、毒抜きのために踊り続けたのが由来と言われている。
踊りまくったぐらいで毒が抜けるか~!!
ま、とりあえず太陽と踊り子のロゴにも納得。
ヴァイオリンを指で弾く奏法「ピッツィカート(pizzicato)」も同じ語源らしい。跳ねるように軽快に踊る感じ?
店名の後半「la voglia」は、基本はwantだけど、欲求とか求愛的な意味があるので、合わせると「愛と情熱のピッツィカ」「魅惑のピッツィカ」みたいなニュアンスの店名でしょうかね?
北イタリアの典型的な街・パルマに来たのに、いきなり南イタリアのカジュアル料理ですよ。
長野に行って信州そばを食わずに博多とんこつラーメン食べるような感じですかね。
まあいいじゃないですか。
メニューを見ましょう。
看板にも「PUCCERIA:PIZZERIA(プッチャ屋:ピッツァ屋)」とあるように、プッチャ(プーリア州のパンのサンドウィッチ)とピッツァの2本立て。
ピッツァは4~7ユーロ(600~1,000円)。プッチャは3~5ユーロ。
pomodoro=トマト
patate=ポテト
polpo=タコ
funghi=キノコ
prosciutto=生ハム
pollo=チキン
このあたりはイタリア語を勉強していなくてもなんとなく知っていたぞ!
ピッツァの名前も日本でカタカナ化されているからだいたいわかるぞ!
だけど「せっかくの本場だからいいものを食べたい!」というプレッシャーでかなり迷う。
3分ぐらい壁のメニューを睨みながら迷ってたら、長身マッチョのイケメン店員(典型的なイタリア系じゃなくてちょっと東欧系な見た目)がなんか声を掛けてきた。
ハリウッド俳優ジェイ・コートニーからワルっぽさを取り除いた感じのイケメン。
どうも「欲しい具材を指差してくれれば俺が盛ってやる」と言ったようだった。
ショーケースにいろんな具材があるから、ファーストフードの「サブウェイ」みたいに選んでいけばいいのだ。
まずはパンの大小を選ぶ。
タコ、ポテト、ブロッコリーなどの具材を選ぶ。
そしてサンドウィッチが焼きあがるのを数分待つ。
できました! プッチャでございま~す!
めくるとこんな感じ。
シンプルだけどめっちゃうまい!
さらにピッツァ「SICILIANA(シチリアーナ)」をゲット。
意外とでかい! なのでコスパ的にはかなり安い。
こちらもおいしい。
ただ、ピッツァのアンチョビがけっこう効いてたので、のどが渇いて缶コーラ2本飲んじゃった。
まあとにかく、この店は大当たりだ!
Google翻訳アプリで「おいしいです」を検索。
イケメン店員に向かって笑顔で親指を立てて「delizziosso!(デリッツィオッソ!)」と言いました。
あれ? 親指立てるのってイタリアでも大丈夫だよね?
ん? ダメ…なのか?
まあ、好意的な気持ちは間違いなく伝わっただろう。
ちなみに、ほとんどの普通のイタリア人は英語を話せません(日本人と同じぐらい苦手)。
日本人と違うのは、英語で話し掛けられた時のリアクション。
日本人だったら照れ笑いしながら一生懸命英語を話そうとするけど、イタリア人は真顔で堂々とイタリア語で通す。
よく「フランス人、特にパリの人は意地悪でわざと英語がわからないふりをするし、絶対に英語で話してくれない」なんて聞くけど、イタリア人の場合はほんとに英語が苦手なだけなの。それに、イタリア語だけでガンガン話してくるわりにはけっこう親切丁寧な対応してくれる。
ピッツァが大きすぎて食べきれなかったんだけど、イケメン店員が快く持ち帰り用の包装をしてくれたよ。
パルマのイタリア人、いいね!
全部ウソです。
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