ミラノの緯度は北海道の稚内(わっかない)とほぼ同じ。
つまり北端の宗谷岬よ。そりゃ日が長いのも当たり前だわ。
6月上旬といえば夏至の2週間前だしね。
北欧だったら白夜だわ。

というわけで20時なのに明るいホテルの周りを散歩しました。
ところが…
うーん、なんかね。
アメリカの空港周辺の街もそうなんだけど、微妙にスラム感。
人気(ひとけ)がない、空き家が多い、手入れされていない庭が多い、道路がヒビ割れてる。
アメリカとは違って、危険なギャングがいそうな感じではないけどね。
マルペンサ空港が大幅に拡張され本格的な国際空港として開港したのが1998年なので、この18年の間に騒音問題などで多くの住民が出て行って過疎化したのでしょう。残っているのはお年寄りと低所得層の人たちって感じかな~(詳しい人、違ってたら指摘してね)。
「子ども飛び出し注意」の標識がかわいいけど殺伐としたフェンスが…。

ポストもベンチも寂しい。ポストは使われているのかな?

これまた金網に囲まれた何かの設備(水道関連?)。ガラスが割られてる。

そしてその設備の壁には「FUCK」と落書き。良くないね。

これも空き家。

でっかい木のお化けが襲ってきそう。

誰かの家の前。

紫陽花とか木の雰囲気とか奥の黄色い壁とか、それなりにイタリア感があるんだけど、やっぱりちょっと寂しい。
これも空き家。ドアがコンクリートで埋められてる。

教会と広場。

イタリア(&ヨーロッパ全般)って町や村に必ず「教会と広場のセット」がいくつかある。
広場はPiazza(ピアッツァ)。スペイン語だとPlaza(プラザ)。英語だとSquare(スクエア)。
ヨーロッパが舞台の映画とかに必ず出てくるね。噴水があったりしてね。
Piazzaを日本に置き換えると寺や神社の境内や参道なんだろうけどピンとこない。
宗教的なことは置いといて機能的に見れば、街の中心として人が集まる場所だし、いろんなお店もPiazzaの周りにあるので、日本だと「駅前」に近いイメージ。
でもこの教会と広場も小さくて寂しかった。
左側の建物は現代的な建築のホテルで、なんか味気ない。
地面も古風な石畳じゃなくて現代的なコンクリートタイルみたいなやつだし。
一般の人が期待するイタリアの光景とはちょっとかけ離れた、寂しいイタリアの初日でした。
明日は早朝からレンタカーで高速を突っ走ってParma(パルマ)まで行くぞ。そこにはイタリアらしいイタリアがあるのです。
全部ウソです。
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