「噂のアゲメンに恋をした！」良くも悪くもファレリー・クローン

館林野鳥の森フラワーガーデン　芝桜の庭。

これも館林野鳥の森フラワーガーデン　芝桜の庭。

館林野鳥の森フラワーガーデン　青の庭。
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「噂のアゲメンに恋をした！」を見た。
ジェシカ・アルバ出演、ということ以外、なんの事前情報も持たずに。
この映画、「ジェシカ・アルバのキュートな魅力が全開のかわいいデート・ムービー」を期待してカップルで見に行くとビックリすることでしょう。
露骨な下ネタ映像＆下ネタ会話満載で、最近のアメリカ映画にしては珍しくおっぱいもたくさん出てきます。
映画の路線的には「アメリカン・パイ」とか「メリーに首ったけ」とか「俺達フィギュア・スケーター」に近いものがあります。
さて、この映画を見ているうちに、ストーリー設定や下ネタのギャグが「愛しのローズマリー」「メリーに首ったけ」などのファレリー兄弟作品によく似ていることに気づきました。
で、こう思いました。「あれ？ ファレリー兄弟の新作だったのか。しかし、それにしてはイマイチだな」と。
大爆笑したシーンもたくさんある。でも、なんかファレリー兄弟にしてはいつもの切れ味が感じられない。下ネタのギャグだけでなく、ストーリーの組み立てでも大爆笑させることができる彼らなのに、今回はやたらと下ネタだけに逃げている印象。あと、彼らの作品では、必ずどこかにシンミリとさせるいいシーンがあるのだが、それもイマイチ。
エンドロールを見てわかりました。結局ファレリー兄弟の作品ではありませんでした。
よくできたファレリー・クローン映画です。期待しなけりゃ＆下品な下ネタが嫌いじゃなけりゃしっかり楽しめます。
ファレリー兄弟作品が好きな人は、彼らの及第点ギリギリの作品を見たぐらいの満足度は得られるのではないでしょうか。
また逆に、この映画を楽しめた人であれば、ファレリー作品も確実に楽しめるでしょう。
「ファレリー兄弟がこの脚本をもうちょっと練り直して監督したら、もっともっと面白かっただろうなぁ」と考えてしまう僕はちょっと不幸かもしれませんね。
dygoの満足度：B（たくさん笑ったよ。決して悪くはない。）
全部ウソです。過去に僕と付き合った人もみんな幸せになっているようなので、僕もアゲメンなのでしょう。