「ドリームガールズ」

All you have to do is dream.
いいよ、これ。
大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。物語は、ダイアナ・ロス＆シュープリームスの軌跡をモチーフにしたフィクション。
こういう映画こそ映画館で見ることに意義がある。
特に、音響のいい映画館で見て欲しいものだ。
これ、ビヨンセの映画じゃないよ。ビヨンセはあくまでも6人のメインキャラクターの中の1人。だからビヨンセが好きだとか嫌いとかを基準に、見る見ないを決めないで欲しい。
有名無名に関わらず、心のこもったうまい歌声を聴くとものすごく感動することってありませんか？　例えば、この前の紅白で言うとアンジェラ・アキの「HOME」や徳永英明の「壊れかけのRadio」。
この映画は、そんな心のこもった声が至近距離でグサグサッと刺さってきます。
音楽だけじゃなくて、ドラマ自体もさすがに大ヒットミュージカルだけあってわかりやすくてバランスがいい。
別に悲しいシーンじゃないのに、歌がパワフル過ぎて泣きそうになった。
久しぶりに万人にお勧めできる作品。ミュージカル嫌いだったら仕方ないけど。
サントラ欲しい。
評価：A