日本経済新聞、2009年元旦の一面トップ記事。
「危機は発明や発見の源泉」
いやいや、源泉じゃないでしょ。
統計データでもなんでもない、ただのこじつけ（笑）。
元旦の一面トップ記事のために、つじつまの合うデータをピックアップした編集部員の作業光景を想像すると、微笑ましくも思います。
自己啓発のスピーチとか、知識人のエッセイとかならこういう切り口もいいけどね。
この記事を見て思い出したアメリカの話。
アメリカに「Church of the Flying Spaghetti Monster（空飛ぶスパゲッティ・モンスター教会）」という団体があります。「人類は、スパゲッティ型のモンスターによって創造された」など、とんでもない主張を科学的に説明するジョーク団体で、エセ科学や保守派宗教の主張（天動説とか）を皮肉っているわけ。
ちょうど日本でいう「と学会」のようなもの。
もともとは、カンザス州の教育委員会が「ダーウィンの進化論を学校で必修にするなら、神による創造論も必修にしないと不平等じゃないか！」という保守派の意見を取り入れそうになった時に、それを批判するために作られた団体（サイト）。
「学校で、ダーウィンの進化論と一緒に、神による創造論を教えるのもけっこう。しかしそれならば、われわれの主張するスパゲッティ・モンスターによる創造論も一緒に教えるべきである。」という言い分。インテリジェントな皮肉だ。
彼らの主張のうちのひとつに「地球温暖化は海賊の減少によるものだ。」というものもある。
その証拠に、1820年に3万5千人いた海賊が2000年には17人に減少しており、それと反比例して、1820年に14.3度だった地球の平均気温が2000年には15.9度まで上昇しているのだという。
なるほど。温暖化を阻止するには海賊の取り締まりを緩和して、海賊を育成すればいいんだね。
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Church of the Flying Spaghetti Monster
http://www.venganza.org/
英語のインテリ風なユーモアを読み解く力をつける勉強にもなるよ。
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というわけで、日本経済新聞の言うとおり
「危機は発明や発見の源泉」であることは、
紛れもなく歴史が証明しているわけです！
不景気でも笑顔を忘れずに頑張ろう！
ところで、苦しい時だけ神頼みをする人が、常に苦しみっぱなしの一生を送った場合、結果的に彼は信心深かった、ということになるのでしょうか？
そして、それならばなぜ彼は信心深かったにもかかわらず、苦しみっぱなしの一生を送らなければならなかったのでしょうか？
全部ウソです。苦しい時にこそヘラヘラと笑うんだぜ！
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