「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」Magicalではなくマジ軽

だめでしょ、これ。
「ダスティンホフマンとナタリーポートマン共演で、CGでおもちゃをチャチャチャと動かせば心温まるファンタジーになるでしょ？」
という、まるで邦画を企画する人たちのような安易な考えが感じられた。
この作品の製作者達よ、君たちは日本のテレビ局か？
ディズニーを見習ってください。
ダスティン・ホフマンとナタリー・ポートマン大好きなのに…もったいない。
すべてが浅い。
●ダスティンホフマン演じるおもちゃ屋→不思議な力を持った風変わりなおじさん、ってだけ。それ以上の魅力を感じなかった。
●ナタリーポートマン→ピアニストの夢を断念して悩んでるキャラだけど、悩みを抱えてる→悩みが吹っ切れる、の流れの理由づけが弱過ぎ。
●おもちゃ屋に通いつめている少年→かわいいけど、おもちゃ屋を通じて特に成長するわけでもないし、ちょっとでてくるお母さんとの関係も、描かれ方が浅い。まるで「主人公のペットの犬」のように飾りのキャラ。
●会計士→おもちゃ屋のマジックを信じないおカタい人間が次第に心を開いていく、というお決まりパターンを担うキャラだが、それ以上の深みはまったくない。
原題は「Mr. Magorium's Wonder Emporium」ってことで、マゴリアムとエンポリアムをかけてるわけね。
ちなみに、ナタリー・ポートマンの役名はMahoney。魔法にぃ…。
dygoの満足度：D（いつもかわいいナタリーポートマンは◎）
全部ウソです。