「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」PSホフマンがオモシロイ!

2008年6月1日日曜日

45_映画・音楽・読書

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目黒川船入場。
せっかくレトロに写しても、後ろのビルは現代風。
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「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を見た。
1979~89年の、ソ連のアフガン侵攻&占領に対し、撤退への根回しをしたアメリカ議員チャーリー・ウィルソンの実話に基づくお話。
真珠湾攻撃、硫黄島上陸、キューバ危機、ケネディ暗殺、アポロ計画、ベトナム戦争、湾岸戦争、9.11NYテロなどの歴史イベントの、ちょっとしたヒーローの話を映画化するのが得意なハリウッド。
今回もその系統です。が、いいところは、コミカルで軽快なタッチにしたところ。マイク・ニコルズ監督らしいです。
もし、オリバー・ストーンとかロン・ハワードとかがこのチャーリー・ウィルソンの物語を撮っていたら、ものすごく重厚なドラマになっていたことでしょう。それはそれでアリだとは思いますが。
アメリカは、冷戦に勝った側なので、チャーリー・ウィルソンの功績を描く映画を作る、という時点で、どう転んでも“アメリカ万歳”寄りのテイストにはなります。
ただ、トム・ハンクスのキャラを生かして軽めのトーンにすることで、ところどころに刺す釘(アメリカも省みるところあるだろ! みたいな釘)が効果的になっていたと思います。チャーリー・ウィルソンという人物を、完璧な人格者のように扱わないところもグッド。
トム・ハンクスとフィリップ・シーモア・ホフマンの会話の間が絶妙。特にホフマンのひねくれキャラが素晴らしい!
会話がけっこう面白いのですが、英語ならではの内容とテンポなので、映画館では誰もクスリともせずでした。
PSホフマンのパフォーマンスは助演男優賞級でしょう…と思って調べたら、やっぱりオスカーにノミネートされてましたね。納得。
1967年のダスティン・ホフマン主演「卒業」で有名なマイク・ニコルズ監督ですが、いつのまにか76歳! 今回で、両方のホフマンと仕事をしたことになりますね。
ソ連軍を追い払うため、アメリカの金によってアフガンやイスラム系諸国に武器が供給され、軍事訓練などが行われたわけですが、その結果、9.11NYテロの首謀者オサマ・ビン・ラディンをはじめとする過激&ハイレベルなテロリスト達を生むことにもなったようです。
アメリカに占領された国の中で、民衆がおとな~しく言うことを聞いたのって日本ぐらいだな(良くも悪くもね)。
dygoの満足度:B(この題材を映画にするにあたって、明るいトーンにしたのは正解)
全部ウソです。

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