「青い鳥」静かに胸を打つ“逆金八先生”

2009年1月8日木曜日

45_映画・音楽・読書

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多摩川に捨ててあった錆びだらけの自転車 in 川崎。
Poladroid(ポラロイド風変換ソフト)のWindows版が出たので使ってみた。
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映画マニアの友人たちから「青い鳥」がすごくよかったと聞いた。
「えっ!? あの“恋空”みたいにケータイ小説を映画化したやつでしょ? ほんとに面白いの?」と僕。
「いや、それは“赤い糸”でしょ。」と友人たち。
そうか…。というわけで新宿武蔵野館へ「青い鳥」を見に行った。
イジメをきっかけとした“ある事件”が起きた中学2年生のクラスに、代理教師として阿部寛がやってくる。この教師、実は吃音症(どもり)。そして、彼なりの手法で、このクラスに何かを伝えようとする…。みたいなお話。
非常によかった。イジメというそれなりに重い題材のわりには、静かな暖かさを感じる映画。特に、阿部寛の優しいような厳しいような寂しいような“目”の演技が素晴らしく、静かなのに強い存在感があった。
金八先生が“動”なら阿部寛は“静”。どちらも内に秘めた情熱は同じ。
登場人物のちょっとしたひとことや、小さいエピソードなどで、だんだんと人物像や事実関係が明らかになっていき、映画全体のメッセージが浮かび上がってくる。
まるで点描のような感じ。
映画マニアの友人は「演出と画の造りが完全に西部劇だ」と言っていた。
そう言われて見ればそうだ。
謎のカウボーイ(教師)が、問題を抱える村(中学校)へやってきて、調和と対決を通じ、なんらかの変革をもたらして去っていく、ってことね。
原作が重松清だと見終わった後で知った。
原作を知らないからよくわからないけど、脚色がいいのだろう。
原作モノにありがちな、過剰に説明しようとする無駄なセリフやシーンもなかったし、大事な部分を省略しているような消化不良感もなかった。
全国の教育委員会よ、管轄しているすべての中学校でこの作品をロードショー上映しなさい。生徒だけじゃなくて教師に見せるんだよ!
dygoの満足度:B
全部ウソです。

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