「ボルベール～帰郷～」女女女と書いてアルモドバル！

母親のにおいを覚えていますか？
「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」に続くアルモドバル監督の女性賛歌3部作の第3弾。
もともと、アルモドバル作品は自分のストライク・ゾーンから若干外れているので、心にぐっと響くことはない。だが、見てて不快になるとか退屈するとかいうこともない。ストーリーがしっかりしているので、なぜか惹きこまれるのだ。
例えれば、美術館で自分の趣味ではない絵画を見た時「あ～なるほど、確かにいい作品かも。自分好みじゃないけど。」と、人ごとのように感心する感じ。
「オール・アバウト・マイ・マザー」も、そんな感じで、そこそこ楽しんだ。
この「ボルベール」も、ちょうど同じようなテンションで、そこそこ楽しんだ。
アルモドバル監督って、女性の撮り方がエロチック。アメリカ人っぽく「おっぱいでかいぞ！これでもか～！」というテンションと違って、日本やヨーロッパ的な湿った感じのエロティシズム。特に、今回のペネロペ・クルスは綺麗過ぎ。
「トーク・トゥ・ハー」もDVDで見ようかな～。
dygoの満足度：B（アルモドバル好きなら確実に満足できると思うよ。）